「上野国一之宮貫前神社と知知夫國総鎮守秩父神社を車中泊で巡る」part1

5月11日~12日にかけて、久し振りに車中泊で一之宮を巡って来ました。
かみさんが温めていたプランのひとつで、上野国一之宮貫前神社と知知夫國総鎮守秩父神社を巡る総走行距離は約800㌔の行程です。
名古屋を5時に発ち一路中央道をひた走り、岡谷ICで降りて立科、軽井沢方面に向け山越えの道を走る。
初日の第一目標上野国一之宮貫前神社を目指しました。

高速は工事規制もありましたが、全体の流れが法定速度+10km/hの巡行速度で、十分な車間距離を保つ流れだったのでブレーキを踏む必要もなく運転のストレスは少なかった。
10:00
国道142号線沿いの「道の駅 女神の里 たてしな」に到着。
一面田畑が広がり浅間山が望める長閑な道の駅で、地元の野菜や珍しい山菜、苗などが販売されています。
こちらの新トイレはとても綺麗、女性には受けがいい事間違いなし。
国道は交通量はさほどでもないがトラックの往来があり、車中泊だと音が気になるか。

「道の駅 女神の里 たてしな」
所在地 / 長野県北佐久郡立科町茂田井2480

11:15
奥多摩の山々を見渡す富岡町の山間に鎮座する上野国一之宮貫前神社に到着。
一ノ鳥居の下に車を停め、石段を上り詰め大きな両部鳥居をくぐり、総門に向かう。
総門前にも駐車場があるので石段を避けたい向きにはお勧めですが・・・

総門から社殿の眺め。
随分と下に社殿があります。
下り参道と云われ、総門から楼門へは石段を下りていく事になります。

上野国一之宮貫前神社拝殿から本殿。
2009年から2013年にかけて「平成の大修復」が行われ、彩色も落ち着きを見せ、嫌みのない華やかな社殿。
貫前(ぬきさき)神社の創建は安閑天皇元年(531)とされ、物部姓磯部氏が氏神経津主神を蓬が丘綾女谷に奉斎したのが始まりとされ、祭神は経津主神姫大神
樹齢1200年とも云われる大杉をはじめ、スダジイイチョウの古木が聳え立つ広大な社叢に包まれた美しい神社です。
富岡と云えば世界遺産富岡製糸場」もあり、こちらを訪れた際に貫前神社は訪れるだけの価値はあります。

所在地 / 群馬県富岡市一ノ宮1535

参拝を終え、丁度昼時となり10分程離れた登利平 富岡店で昼食としました。

群馬では鳥めしがソウルフードだという事で、登利平は群馬県内各所に店舗があるようです。

写真は胸肉とモモ肉を甘辛たれで絡ませた「鳥めし松重(¥900)」
御飯にもたれが浸み込み、うなぎ程こってりでもなくさっぱりとした味わい。

ここから一旦上信越自動車道に乗り、次の目的地「前橋東照宮」まで小一時間の移動時間。

前橋公園駐車場へは15:10に到着。
ここに車を停めて周辺を散策。

まずは、公園東に隣接する臨江閣と庭園を散策。
手入れの行き届いた庭園内には臨江閣本館、別館、茶室の国指定重要文化財三棟が建っている。
明治期における近代和風建築の迎賓施設で、明治17年(1884)に群馬県を訪れる皇族や賓客の接待・宿泊施設として建てられたもの。
臨江閣
所在地 / 群馬県前橋市大手町3-15-3

三時のおやつ。

群馬県ソウルフード原嶋屋総本家の「焼きまんじゅう(¥240)」
なんというのか、五平餅のたれを丸いパン(まんじゅう)に塗って焼いたもの・・・悪くはない。
群馬県は名古屋同様に味噌文化が花開いているのか、味噌を挟んだ味噌パンなどスーパーで売られていた。
もちろん「こんにゃく」も豊富で価格も安く、大量に袋詰めされた刺身こんにゃくを土産に買ってきました。
原嶋屋総本家
所在地 / 群馬県前橋市平和町2-5-20

前橋公園駐車場から5分程南の大手町に鎮座する前橋東照宮
御覧の様にスタイリッシュな外観で、この建物自体が鞘殿で本殿は右側のガラス張りの部分にある。
外部から本殿の全容が見れますが、映り込みもあり見えそうで見えない。
前橋東照宮は江戸初期の大名松平直基公が幕府より賜った領地、福井県の越前勝山に寛永元年(1624)に創建されたもの。
江戸時代中期には松平家が各地の国替え経て姫路城より前橋城に入城。
その後洪水の被害を受けて、一時武州川越に居住しその川越に作られた社殿で、洪水による復旧を遂げた前橋に戻るに際し解体・移築されたもの。
現在の社殿は明治4年(1871)に再築されたものだという。

前橋東照宮
創建 / 寛永元年(1624)
祭神 / 東照大権現木花咲耶姫菅原道真、長壁様
所在地 / 群馬県前橋市大手町3-13-19

初日の行程は一通りコンプリート、そろそろ地元スーパーに立ち寄り今夜の酒と肴を買い込み今日の宿泊地「道の駅 赤城の恵」に向かいます。

17:45赤城山の南麗にある「道の駅赤城の恵」に到着。
この道の駅には「あいのやまの湯」が隣接し、お風呂も食事も済ませることができるので車中泊にはいい条件が揃っています。
車を停め、車内をお泊り(宴会)モードにセットしてお風呂に向かう。
久し振りの長距離走行で腰はパンパン、歩き疲れて足は重い、41℃のやや塩味を感じる湯に浸かり一日の疲れを癒し食事処で乾杯。
入浴料は大人520円で、65歳以上は310円に割り引かれ、施設内には休息所もあるなどお得な施設。
ここで20:00までゆっくりと休むことが出来ます。
その後は車に戻り二次会、今夜の酒は地元のスーパーで見切り品だった「船尾瀧」。
テレビの受信状況も良く、雉や鶯の鳴き声も聞こえるいいロケーションの道の駅でした。

初日行程 / ​名古屋~道の駅赤城の恵