頑なに硬い鬼胡桃

先日秩父に出かけた際に地元で食べた胡桃たれの蕎麦。
余程美味しかったのか、はたまた鬼胡桃は洋胡桃に比べ一層健康にいいとされる都市伝説に毒されているのか、秩父で安く手に入れることができた。
かみさんがコストコなどでよく買ってきては食べているが、それは洋胡桃。
殻はくるみ割りで容易に割る事ができるが、鬼胡桃は半端なく固い。
銀杏割で割ろうものなら割るどころか握り手が曲がってしまい使い物にならなくなる、だから殻付き鬼胡桃は買わない、採らない。

山間地の神社に訪れるとこんな実が成っていたり、落ちていたりします。
これが鬼胡桃、キウイのようにも見えますが見慣れた胡桃の姿はこの果肉の中にあります。
この実を地中に埋め腐らせたものが、あの胡桃。
webなんかで実を削ぐとかありますが、それはやめた方がいいでしょう、土中で腐らせ肥やしにするのがお勧め。

今回は頑固なまでに固い鬼胡桃の殻を、ハンマーで粉砕することなく割る方法と結果をお伝えします。
まずやらない方がいい事を下に列記します。
1.果肉を削ぐ(かぶれたり手が茶色に染まる)
2.電子レンジでチンして割れ目を作る(レンジ内がウオールナッツのスモーク臭で満たされる・機器の破損要因)
3.ハンマーで割れ目を目がけて叩き割る。(危ない・粉砕されるだけで胡桃バウダーになる)
4.普通の銀杏割ではやらない。(柄が曲がるだけで効果がない)
これらはwebで勧める向きもありますが、いずれも過去に経験済みで自分は勧めない。

我家でやった事。
1.買ってきた胡桃を水を入れたボウルに放り込み、上から皿を重しにして二日ほど胡桃を水没させる。
2.二日後胡桃を取り出して中火で熱したフライパンで殻を炒る。

3.パキンと音がすれば割れ目が開いた合図。
4.手袋をしてキッチンバサミの握り手側に付いている突起を使い、割れ目に差し込みテコの原理で割る。

買ってきてその日には食べれないかもしれませんが、鬼のように固い殻は写真のように綺麗に割れました。
・・・が、ここから綺麗に取り出せるかが課題かもしれない。
取り敢えずパウダーよりはましだろうし、二次加工して濃厚な風味を楽しむ気にもなるかぁ。
※炒るためのフライパンは捨てようかな?と思っているものがあればそれを使い、念のため眼鏡を付けることをお勧めします。