羊の親子像が微笑ましい『羊神社』

今日は名古屋市北区辻町に鎮座する『羊神社』を紹介します

北に天井川の「矢田川」を控え、古くから河川の氾濫に見舞われた立地でもあります
 町名の「辻町」の云われは神社の「羊(ひつじ)」から、「火辻」と変わり、現在の「辻」になったと伝わります
羊年は参拝客で賑わう神社です
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県道102号線を北に、「辻町4」交差点を左に入ると道路際に『羊神社』の社号標
 石灯籠?らしき基礎が一対
ここからが参道、正面に見事な御神木とイチョウの黄葉が鮮やかな羊神社が見えてきます
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石の鳥居の先には蕃塀が設けられ、その先に拝殿が見えてきます
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羊神社の由緒書き
 羊太夫(群馬県多野郡の領主)が奈良の都に上る際に立ち寄る屋敷が辻町にあった
この地の平和を願い、火の神(火之迦具土神)を祀った事に始まり、以後、羊神社と呼ぶようになったと云われる
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境内正面
撫で牛ならぬ「撫で羊」、愛らしい羊の親子が仲良く祀られています
 石の蕃塀の下にも羊のレリーフが施されています
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境内左の手水舎
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厳つい顔の龍に取って代わり、ひつじですネ
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境内の右の社務所
 御朱印は水曜日は頂けませんので要注意です
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社務所左に祀られる羊神社の「撫で羊」
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羊の親子
 母親にピタッと寄り添う子羊、ほっこりさせてくれる絵です
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蕃堀の先から拝殿、幣殿、本殿の全景になります
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よもや狛羊?と思っていましたが拝殿前には狛犬が守っていました
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神社幕にあしらわれた菊桐紋
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扁額、木目が綺麗です
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拝殿内部から幣殿
 賽銭箱の左にも夫婦の羊が置かれています
夫婦で参拝、「パン!パン!」
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流造の本殿、この右側には末社が纏められています

名古屋大空襲でこの辻町にも大量の焼夷弾が投下され、一帯は焦土と化したそうです
 しかし「羊神社」は焼失を免れたことから「火災除」の神として崇められています
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整然と祀られる末社
 左から白山社/秋葉社/津島社/御嶽社/山神社/水神社/稲荷社
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末社前も狛犬が守りを固めています
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初めて気づきましたが、末社の右にも鳥居がありました

2017/12/4
尚、車でお越しの場合、羊神社には駐車場がありませんのでご注意を
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御朱印担当からの提供です

『羊神社』
創建 / 不詳 醍醐天皇時代(901~930年)の『延喜式神名帳』に「尾張の国山田郡羊神社」の記載が残る
      本殿は1613年(慶長18)に再建、後に1838年(天保9)に改築
祭神 / 天照大御神
アクセス / 地下鉄上飯田線上飯田駅」3番出口から北西へ徒歩約10分