3月07日
ここ数日の風雨もおさまり、一転して春の陽気となり
豊田市足助町の香嵐渓にある飯盛山のカタクリ群生地を訪れてきました。
普段は土筆が頭を出す光景を見かけるようになり、春がきたなぁと感じるようになりました。
車でひとっ走りした香嵐渓まで来てみると、紅葉の時期に賑わう待月橋には人影もなく、この辺りが春めくのはもう少し先のようです。
この時期は山里に一足早く春を告げるカタクリが咲き始める時期。
左手の飯盛山にはカタクリの群生があり、タイミングが良ければ淡い紫のカタクリが一面に咲く光景が見られます。
毎年やってくるものの、遅かったり、早かったりと、最盛期に訪れたことがない。
写真は群生地入口から飯盛山斜面の眺め。
遠目にカタクリの葉は見られますが、そこに紫の花は見られなかった。
今年も早かったようです。
群生地のカタクリ解説。
日当たりのよい群生の中央でちらほら咲きだしているものの、望遠がなければ寄れない。
盛期と比較するとまだまだ、そんな印象でした。
じゃあ訪れるならいつだろう。
個人的な推測ですが少なくとも今週末ではなく、来週の土日であれば手元でも見られると思います。
ポツン〃と咲いているのでどうしても寄るしかない。
取り敢えず春の妖精を撮る事ができた。
訪れた時間帯が午後という事で、花弁はこれ以上反りかえれない感じです。
薄紫の春の妖精、まだ少ないけれど蕾も控えています。
寒かった冬の終わりを告げる小さな花ですが、冬枯れた山の斜面にこの色は一際映える。
カタクリがこうして薄紫の花を付けるまで7年程かかるといい、いち早く花を咲かせ、花期も短いことから春の妖精と呼ばれる由縁です。
花言葉は「初恋」「寂しさに耐える」という事らしい。
山肌にポツンと花を咲かせる姿は「寂しさに耐える」は的を得ている。
寒い冬をじっと耐えこうして鮮やかに花開く。
なんだか人にも言えることかもしれない。
散策路から太子堂方向の眺め。
来週になれば緑の斜面も紫の花がはっきり見えるようになるだろう。
花だけを目的にした場合、開花状況は駐車場から分からないので、1㌔程歩きますが下流の多目的駐車場が当日は無料でした。
撮影日 / 2024/03/07
飯盛山カタクリ群生地 / 愛知県豊田市足助町飯盛