「神明社」豊田市近岡町

豊田市近岡町、少し前の東加茂郡足助町の方が個人的には馴染みがあった。
2005年豊田市編入以降ここから東はさっぱりピンと来なくなった。

以前は足助大橋を渡り町内を走っていた国道も、足助トンネルが出来て町中の混雑を避ける事ができるようになり、随分道も変わった。
ひと昔前は香嵐渓スケートセンターやスネークセンター、香嵐渓八神の湯なんてレジャー施設もあって渋滞をやり過ごすスポットがあったが何れも姿を消してしまった。

往古は塩の道として物資や人の往来もあり、ここから東の市街地は足助宿として賑わい、町屋や川沿いに建つ家並みは今も残る。

藤ノ木「神明社」は巴川に架かる足助新橋と国道が交わる足助新橋北交差点の左側に鎮座します。
巴川右岸で黍生山の麓にあたり、随分以前から鎮座している。
これまで訪れた事はなかったが飯盛山からの帰り道参拝する事にした。

社頭全景
車の場合、社頭の向かいに黍生山登山者用駐車場があるので心配はいらない。
交差点角に神明鳥居が立ち、その右に「村社 神明社」の社号標がある。
鳥居をくぐり参道を左方向に進んだ先に狛犬と常夜灯がある。
境内左隅に地蔵さんと馬頭さんを安置した御堂があります。(撮り忘れました)
境内左は覆い被さるように杉木立が迫る。

最初に藤ノ木「神明社」の創建や由緒に繋がる記録に巡り逢わなかった。
社殿を守護する狛犬は小振りだがボリューム感のある鬣の持ち主、年齢は聞き忘れました。
常夜灯の先は・・・神橋でいいのかな、細い流れの新明寺川が巴川に流れ込んでいます。
その先に拝殿、ひと際高い社地に本殿を納めた覆殿が建っています。

伽藍全景。
城のように高く積まれた石垣の上に覆殿と左右に境内社が祀られています。
社地の北側に足助七屋敷の一つ?とされる成瀬城跡もあり、この佇まいはそう思いたくなる雰囲気がある。

拝殿は切妻妻入りの瓦葺で四方吹き抜けのもの。
外観はプレーンな作りで神明社らしい。

本殿へは急な石段を上る事になります。
シャープな外観の覆殿の棟には鰹木が6本、内削ぎの千木が施されている。
手前の常夜灯か古そうですがこれも寄進年を見ていない。

本殿は鰹木6本、内削ぎの千木が付く神明造。
祭神は天照大御神

本殿左に稲荷社、祭神は倉稲魂命
こちらは社名札が架けられ始めて訪れた者には有難い。

右の社は社名札がなく分からない、不明社です。

本殿域全景、この先は巴川が流れる。

唯一寄進年を確認したのがこの鳥居、昭和42年(1967)と刻まれていました。


藤ノ木「神明社
創建 / 不明
祭神 / 天照大御神
境内社 / 稲荷社、不明社
所在地 / 豊田市近岡町藤ノ木33 神明社
訪問日 / 2022/04/04
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車アクセス / 猿投グリーンロード力石IC右左折➡国道153号線足助神橋北交差点左 ​15分程