『丸山神明社』名古屋市千種区丸山町

千種区丸山町

地下鉄池下駅から南に区役所や住宅の立ち並ぶ丘陵地
丸山神明社はこの丘陵地の頂きに鎮座します

昔の名古屋の街は名古屋城を中心に城下町が取り囲む南北に長い形をしていました
城下町を外れた東は小さな谷を挟んで台地が広がり、村が点在する農村地帯が広がります
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この辺りは江戸時代に丸山村と呼ばれ、現在の町名や丸山通りはその名残りです
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丸山神明社正面全景
鳥居左に1584年(天保5)建之された「村中安全」と彫られた秋葉常夜灯が残ります

鎮守の杜で囲まれた境内では、毎月1と6の付く日にこの境内で野菜の朝市が開かれ、地元の方々で賑わいます
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境内左の由緒書き
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社号標とその奥は丸福稲荷社の鳥居
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境内全景
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境内左の手水舎と注連縄の巻かれた古井戸
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境内右に丸福稲荷へ続く鳥居が連なります
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鞘堂の下、朱も鮮やかな板垣に囲まれ丸福稲荷社が祀られています
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隣接し西を向いて境内社が纏められています
右から、八幡社、春日社、津島社、秋葉社、洲原社と並び、唯一南を向いて山神社が祀られます
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境内中央の周囲を植え込みで囲まれた一画
内側には池と橋もあり、その先の小島に弁天社が祀られています
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拝殿前の狛犬と五三桐の神紋
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拝殿全景
入母屋造りで瓦葺の拝殿は、木造の小さなものですが村の神社の趣が漂います
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丸山神社扁額
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拝殿から本殿の全景
拝殿軒下には奉納絵馬が掲げられています、新しいものですがしっかり描かれています
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(上)拝殿と社務所は渡り廊下でつながります
(下)拝殿右、これが神楽殿なのか神饌所なのか良くわかりません
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拝殿左の聞き慣れない木霊社
 木々に宿る精霊を祀ったものなのか、林業の神を祀ったものなのか詳細は不明としておきます
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境内の左にある大宰府北野雨宮御分霊丸山天神
 境内右に網で囲われた小さな撫で牛があります
網の一部に穴が開けられ、そこから触れる様です、集中的に撫でられて鼻が輝いています 
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北側の丸山公園からも参道入口があります
 鳥居の左が参拝者駐車場、木々が残っているので2~3台か?
丸山村から現在に至るまで様相は変われど、公園では子供が戯れ、市が建ち人が集まる
 古来より崇められる神社なのは間違いないようです

丸山神明社
創建 / 元亀天正年間(1570~1592)
祭神 / 天照皇太神
摂社 / 應神天皇、春日天神
境内社 / 丸福稲荷、八幡社、春日社、津島社、秋葉社、洲原社、山神社、木霊社、辨天社、丸山天神
住所 / 名古屋市千種区丸山町1-38
アクセス / ​地下鉄東山線「覚王山」下車徒歩10分程​