御嶽神社付近まで来ると左手に
日泰寺の霊園が広がり、正面に東山給水塔の特徴のあるシルエットが視界に入ってきます
近隣には宗徳寺のほか複数の寺がありますが、「
御嶽神社」はここ
覚王山霊園の一画に鎮座します
地形をトレースするように墓石群が広がり、その周囲は整地された住宅が取り巻く
霊園入口に
御嶽神社社号標と
1924年(大正13)建之の大きな碑が目に付く
碑には山○三の紋が入り御嶽講の聖地である事を示しています
社号標から少し先に進むと
御嶽神社の石鳥居があり、境内に二の鳥居と多くの霊神碑や
不動明王などの
石像が所狭しと立ち並んでいます
鳥居をくぐった右手に手水鉢と
百度石
清水は枯れ、参拝者は少ない様です
左手に二の鳥居、山のように積まれた石と頂の社、ここ自体が霊峰御嶽を現しているようです
社までの石段は御嶽登山そのものなのでしょう
鳥居の先で社を守護する
狛犬
御嶽社の社は写真の様に随分と朽ちかけている様です
御嶽神社は
国常立尊、
大己貴命、
少彦名命を祭神として、智恵や才能を授け、長寿を護り、病難を癒し、禁厭を司る神として崇められます
御嶽神社で見かける霊神碑はお墓ではなく、あくまでも墓碑であり
講の教え「人の魂は山より生まれ、死後は
童子となり御嶽に還る」とされます
御嶽登山道で霊神碑の立ち並ぶあの光景、ここ
自由ヶ丘御嶽神社は霊峰御嶽そのものなのかも知れません
昨年訪れた
長久手市の
岩作御嶽山は、山全体が神域でちょっとした登山気分が味わえます
両脇に小さな社が祀られ、其々に狛狐
中央の社前の狛狐、台座に聞き慣れない壽神社と記されています
境内の右の奥は南向きにやや大きめの社と薬
龍王、白
龍王、赤
龍王、八大
龍王などの
龍王碑が建つ
社は稲荷社でしょうか、小さな狐が置かれていますが、先程の壽神社といい
稲荷山を全て回りきらないといけないようです
御嶽神社全景
此方の神社の創建は不明ですが入口の碑が
1924年(大正13)建之とある
下は
1924年頃の地図、随分と変わったものですが、神社マークは見当たりません