「八大龍王」 岩崎御嶽山

八大龍王
先に記載した岩崎御嶽社散策の際、御嶽社に向かうあじさい遊歩道沿いで八大龍王を見かけ立ち寄ってみました。

写真は県道57号線の弁天池交差点から山側に折れ、すぐ先の右側に続く上り坂を進んだ先にある参拝者駐車場から遊歩道の眺め。
遊歩道とは言うものの、車も通行するので迂闊に車道は歩けない。

駐車場脇にある案内図。
余りにもデフォルメされており、よく分からない。
案内図の駐車場を〇で、八大龍王の概ねの位置を⇩矢印で表しておきます。
写真データから所要時間を見ると駐車場から八大龍王までは約7分ですが、あちらこちらと見て廻っているので実際は5分もかからないと思います。

上に続く歩道沿いの左右には、それこそ無数の霊神碑が立ち並び、歩道脇のみならず細い小路が設けられ、こうした霊神碑や小さな社などが杜の奥まで祀られているようで、なかなか立ち入り辛いものがあります。

遊歩道沿いの「八大龍王」社標(1957)。
数多くの霊神碑や社がある中で、こちらに魅かれたのは守山区に鎮座する八龍神社のように、こうした場所で立派な龍に出会える事もあり、それを期待していたのかもしれない。

歩道から八大龍王を眺めると、この時期の杜は草木も冬枯れ比較的明るいので石段を下りて杜に踏み込むことにさほど躊躇いはないが、樹々が生い茂る真夏には度胸がいるかもしれない。

石段を下りると、境内右側に小さな池があり、片隅に石標が立てられています。龍は水を司ると言われるだけに、龍神が鎮まる場所としては相応しい雰囲気があります。

八大龍王は、天龍八部衆に所属する龍族の八王。
法華経に登場し、仏法を守護する難陀、跋難陀娑伽羅和修吉徳叉迦阿那婆達多摩那斯優鉢羅の8首の龍族の族長が祀られ、龍は水を司る事で知られますが、他にも商売繁盛や五穀豊穣など様々な御利益があるとされます。

台座には雲または水面が刻まれ、その上にとぐろを巻いた龍が彫られています。

自分は蛇が生理的に受け入れにくいのですが、龍には抵抗がないのは不思議なことです。
龍に視線を向けている間は問題ありませんが、視線を下げるととぐろを巻いた蛇がいるのです。
石であっても、こうした場所であまり出逢いたくないものです。

「八大龍王
創建 / 不明
祭神 / 八大龍王
所在地 / 日進市岩崎町竹ノ山
参拝日 / 2023/03/07
参拝者駐車場から八大龍王 / ​徒歩約5分
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