かみさんの知多四国88カ所巡礼もゴールが見え始め、年内にコンプリートに向けラストスパートがかかった様です。
11/20、この日は「六十一・六十二・六十三・六十四・六十五番札所」の納経を目指します。
大落川沿いの情緒ある道筋を数分歩き、正面に小さな橋が見えればその左が「知多新四国八十八箇所霊場六十四番札所宝全寺」です。
知多新四国八十八箇所霊場六十四番札所 曹洞宗「世昌山 宝全寺」全景。
正面から撮りたいところですが、何せ狭い道なので斜景が精一杯。
写真右手に参拝者向けの駐車場があるようですが、駐車場は2~3台で一杯になりそうです。
石柱門から境内の伽藍を見ていきます。
下は本堂脇に掲げられていた案内図、手作り感満載ですがとても分かりやすいものです。
参道左から三十三観音堂と十王堂、秋葉三尺坊大権現堂と並び、弘法堂とその右に三宝荒神様を祀る小さな祠があり正面に金毘羅堂と続き、正面には本堂、参道入口右に地蔵堂と手水舎の伽藍。
上は三十三観音堂と十王堂、堂正面に三十三観音と十王の説明が貼られていて、写真に収めてみましたがラミネートに外光が反射し内容が読み取れなかったのが残念。
堂内は左に左に十王が並び、中央に弥勒菩薩と釈迦如来の姿、右に三十三観音が安置されています。
この右に秋葉三尺坊大権現堂がありますが、単独の写真を撮り忘れていました。
その右がむくり屋根の向拝を持つ寄棟瓦葺の弘法堂。
右の小さな祠が三宝荒神様で更に右が金毘羅堂。
左の金毘羅堂と本堂。
何れも瓦葺で金毘羅堂は切妻妻入りでむくり屋根の向拝が付く。
本堂は寄棟の平入で納経所は本堂右にあります、右手から続く参道は庫裏に続きます。
訪れた時はこちらの住職は体調を崩されているようで本堂は施錠され、手書きの解説や納経印は御自身でと書かれた貼り紙が至る所に張り出されています。
かみさんの話では、納経印を自分で押してきたが綺麗に押せなかったと残念がっていました。
手作り感満載の案内図は詳細に描かれ、初めて訪れた者にはとても分かりやすいものです。
案内図を見ていくと神仏習合を強く意識させる内容です。
こうした経緯など伺うことができるよう、早く全快される事をお祈りします。
参道入口の地蔵堂と手水舎。
鉢の年代は見ていませんが佇まいに年月を感じさせるものがある。
地蔵堂内に安置されている「いぼ取り、がん封じ地蔵」
この二体のお地蔵様は近隣の墓地で六地蔵として祀られていた内の二体だと云います。
中央の納骨萬灵塔にはそこで収められていたお骨が納骨されているそうです。
このお地蔵様がいつから「いぼ取り、がん封じ地蔵」に御利益があると云われるようになったのかは定かではないようです。
既に奉納されている小石を持ち帰り、患部をこするとご利益を得ることができ、治れば借りた石を倍にしてお返しするものらしい。
こうした悩みを持つ方には御利益があり、遠方から訪れる方もあるという。
足元の二体のお地蔵様には文政、天保の元号が見える、かれこれ2世紀ほど前に彫られたものです。
宝全寺 本堂全景。
住職の体調が優れず本堂は施錠され直接拝むことは叶いませんが、ガラス越しに写った写真には左に弘法大師、中央に十一面観世音菩薩、右に閻魔大王の姿が見える。
本堂左の金毘羅堂。
堂前を守護する小さな狛犬と、その右に薬師如来像が安置されています。小さな狛犬は何気に表情も可愛いく見えてくる。
宗派 / 曹洞宗