オミクロンの猛威は日々勢いを増すばかり、既に次の亜種BA.2も確認されているようです。
外に出づらい状況になってきました。
最近は家のDIYをして外出を控える日々が続いています。
今日も御前中は壁紙の部分補修、午後からはかみさんの神域キッチンで鯖の燻製を作らせてもらった。
鯖薫
居酒屋でたまに見かけたり、恋しくなると通販で注文、お酒のお供に欠かせない大好物。
巣籠中のこの時間を利用して塩鯖で鯖の燻製を作ってみました。
イージースモーカーはかみさんのツール、我家のハムやベーコンは全て彼女の自家製。
そんな大切なツールを彼女が大嫌いな鯖の香り漂う燻製作りに使わせてと打診してみた。
とにかく靑魚の匂いが嫌い、作るなら「キャンプ用のスモーカーでどうぞ」と云われるものと思っていたが心よく許可を頂く。
手間は掛けたくないし鯖薫は自分自身初めて、前日から「塩鯖で燻製作ってみたい」、そんな話をしていたので予め買っておいてくれた。
買ってきた当日に浸透圧脱水シート(ピチットスーパー超吸収タイプで半日から一晩)で全体を包み水分を吸い取っておいた。
本来なら塩を振り水分を抜くところですが、塩鯖なんでそのままでやってみた。
そして今日のお仕事。
煙がたつまでの間に塩鯖の下処理1。
1.半身の塩鯖、エラ付近から切り落とす、その断面から鯖の薄皮を剥がしていく。
焼くと美味しい部分なのに、かみさんは好みではない。
下処理2
・塩鯖の腹骨を削ぎ落す。
半身の中骨辺りに先端があるので骨の下を包丁で削いでいく。
・中骨
骨抜きでチマチマと挟んでは尻尾方向に向け抜き取る。地味な作業。
(刺身なんかは面倒なので両側で中骨ごと薄く切り取ってしまうが・・・抜けと云う)
・骨をあらかた(…自家消費なんでまぁいいか)取り除いたらスモーカーに収まる大きさにカットする。
丁度それくらいにスモーカーから煙が出始める。
スモーク開始
・スモーカーに網をセットして切り身を乗せる。
(飾り包丁を入れ忘れた…自家消費なんでまぁいいか)
大好きな鯖の香りが…
・蓋をする、今回は10分タイマーを入れ燻す。
10分燻したら火を止めて蓋をしたまま更に10分冷ます。
燻しと冷ましでトータル20分。
蓋を開けると鯖薫の出来上がり、随分と小さくなってしまう事。
さあ味わってみよう。
初めての鯖薫のお味は…桜風味の「鯖」、酒のつまみに最適だ。
鯖の臭みも桜の香りに置き換わり、かみさんでも違和感はなさそう。
それでも僅かに鯖の香りも漂い、おやじ的には満足感がある。
吸水時間を一晩取ったため食感は多少パサつき感が残る。
昨年の乗鞍キャンプでピチットスーパー超吸収タイプで虹鱒の干物を作った。
速攻の干物造りには絶大な威力を発揮する、しかし加工された塩鯖には強力すぎたのかもしれない。
今回の学び
・もともと加工されているだけに吸水時間半日は長すぎた感がある。
・塩鯖なので塩は振らなかったが、個人的に塩味が足りない。
下処理段階で振れば良かった。
・スモーク時間10分も若干長く、火加減も強かったかもしれない。
色合いはいい感じですがもう少ししっとりさせたい。 (吸水時間との兼ね合いもあるのだろうが)
※塩鯖も化工先によって塩味の強さや油の乗りも違うので、好みの塩鯖を探してみる必要がありそうだ。
昔はフライパンでやったりしたこともあるが、フライパンの痛みが早く厄介だった。
然りとてダッジオーブンでスモーク作ろうと思うとそれはそれで気構えがいる。
イージースモーカーの取り扱いはダッジオーブンに近く、お手軽に作れるのがいい。
いろいろと文句は付けたいが手作り鯖薫、十分満足できるものだった。
さあ、あかちょうちん我家、開店だ
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