名古屋市南区宝生町 『神明社』


名鉄常滑線大江駅」で電車を降り、駅前の国道247号線を15分程南へ
 やがて道は緩やかな上りなっていきます

そこは東西に長く延びる大江川緑地です
 この辺りは新田開発により成長してきた土地柄で、かつては大江川が流れており、海岸の埋め立てによって大江川の堤もまた伸びていきました
伊勢湾台風の被害以降、川は暗渠化され埋立て、緑地化された公園です
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大江川緑地西端北側の堤防下にある宝生公園
 公園の西には赤い電車が走り抜けていく、意外に長閑な環境
神明社はこの公園の北に鎮座します
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小さな杜に包まれて、歩道沿いに玉垣に囲まれた神明社
 表通りは交通量が多いものの、道路一本入った神社周辺は車の往来はなく静かな印象を受けます
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南向きに建てられた鳥居からの境内全景
 参道入口の駐車場は参拝者用ではなく月極め駐車場の様です
境内へはこの駐車場から入る事になります
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社号標と鳥居、その奥に拝殿が一望できる
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鳥居の傍に由緒の彫られた碑が置かれている
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手水鉢は境内左に置かれています
 その前に建物が建っていますが、神社との関わりがわからないので近付くのは遠慮します 
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拝殿前の狛犬はそれ程古いものではなさそうです
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拝殿全景
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素朴な拝殿は鞘殿まで回廊でつながり一体となっています
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拝殿から鞘殿
 鞘殿内の三つの祠
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鞘殿から鳥居方向の眺め
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神社鳥居の左にある弘法堂
 何時ごろ創建されたものか詳細は不明
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御堂の左には小さな祠があり内部には大師像が祀られています

祭神 / 天照大神
末社 / 津島社、秋葉社
創建 / 1854~1860年(安政年間)
 由緒碑によれば2回の遷座を経て1941年に現在地に遷座、津島社はその際に祀られたもの     
住所 / ​名古屋市南区宝生町3丁目138
アクセス / 名鉄常滑線「大江」下車、南へ徒歩15分程

新田開発と共に創建され、新田の変貌に伴い遷座を繰り返す
 安住の地を得て宝生町の氏神として佇む神明社です