『津島社』名東区上社3

名東区上社3「津島社」
 東山通りから一本南の昔ながら道筋に津島神社が鎮座します。

 子供の頃、曾祖母に連れられこの付近の親戚を何度か訪れた記憶がある。
当時は今ほど住宅が建っていた訳でもなく、当時の自分にとっては冒険できる魅力あるところだった。
 今は廃寺となり残っていないが裏山にあった小さな寺で住職に遊んで頂いたものだ。
当時、東山通りから南は未知の世界、今回取り上げる「津島社」については全く知らない。

 存在に気付いたのは社会人になり、車で鳥居の前を通りかり知る事となったが、車が駐車できない事もあり、なかなか縁がなかった。

車の場合は東山通りの本郷交差点を右折、本郷南交差点を右折し直進すると右手に赤い鳥居がポツンと立っている。
 車だと駐車場もなく不便かも知れないが、地下鉄東山線なら本郷駅でも上社駅からでも概ね10分はかからない。

 津島社社頭。
東山通りから一本入っただけで通りは随分と表情を変える。
 社頭は道路際に朱の明神鳥居、鳥居脇に手水鉢があり、奥が社殿。
左に保管庫らしき建物と更に左が津島社社務所

鳥居前から境内の全景。
 本殿の右に津島社の社標(1984年)が立つ。

鳥居に掲げられた赤い額には「津島社」とある。

手水鉢(寄進年未確認)には立派な角と髭を持つ龍が口を開けている。

銅板葺で流造の社も左の保管庫も比較的新しい様だ。
 津島社について調べて見たが創建時期等に繋がる情報は得られなかった。
一つの情報として社務所の定礎がある。

社務所の竣工は昭和58年(1983)とあり、社標(1984年)とほぼ同時期。
 過去の地図を見渡してみても確認できない。
勝手な推測になるが遷座していない限り創建は昭和に入ってからかも知れない。

この日、日吉神社を参拝しているが、津島社はその境外社のようだ。

 祭神も推測でしかないけれど須佐之男命かと。

社務所と社殿の全景。
 とても立派な社務所と広い境内、社殿を持っているだけに祭礼時には人が集まり、中央の保管庫の扉はその際に開けられるのだろう。

津島社
創建 / 不明
祭神 / 不明
所在地 / 名古屋市名東区上社3-217-1
公共交通機関アクセス / 地下鉄東山線「上社」駅降車、​東へ10分程