吉田城(今橋城)のある豊橋公園からすぐ南の八町通に鎮座する安久美神戸神明社。
社地の西には大正時代に建てられた豊橋ハリストス正教会(当日は修復工事中)があります。
ここから社殿までまっすぐに参道が続くが、参拝者駐車場を兼ねた参道でニノ鳥居の前も公道が横切っており車の出入りが多く注意が必要。社地の西には大正時代に建てられた豊橋ハリストス正教会(当日は修復工事中)があります。
境内は左に社務所と神楽殿、護国神社、正面の社殿と左右に境内社、右手に手水舎と神輿庫が主な建物、シンボリックな大きな松が聳えている。
この日は東田神明宮の手筒花火を見に訪れたこともあり、陽が傾き始める時間ですが、地元の方が入れ代わり立ち代わり参詣に訪れる姿が印象に残った。
安久美神戸神明社は豊橋神明社とも呼ばれ、毎年2月11日に行われる国指定重要無形民俗文化財の神事「赤鬼と天狗のからかい」で知られ、地元では知名度の高い神社。
創建は古く、社伝によれば天慶3年(940)とも云われ、平将門の乱が平定され、朱雀天皇により伊勢神宮へ飽海(あくみ、安久美)荘を神領として寄進した際に当地の繁栄を祈願したことが起こりとされています。
赤鬼と天狗のからかいのクライマックスでは鬼たちがタンキリ飴を撒き、その餅粉を浴びると福が授かれるらしい。神輿庫の入口にその際の写真が掲げられていたが、餅粉が霧のように舞い上がり、福を得るには相当覚悟がいるようだ。
この神輿も粉まみれになるのだろうか、一度は見に行ってもいいか。
中央の玉垣に囲まれた松の木は東照宮御腰掛松と呼ばれ、現在の豊橋公園内に神明社が鎮座していた頃、家康(竹千代)がこの松の傍らの大石に腰掛け祭りを見物していたとされ、明治18年に現在地に遷座後も植え替えられた松と家康が腰掛けた大石が残されている。
右の社は猿田彦社、鳥居の先は稲荷社と三峯社の二社相殿。
創建や伊勢から勧請したものかなど詳細は不明。
三峯社 祭神 伊邪那岐命、伊邪那美命。
安久美神戸神明社の旧鎮座地に旧日本軍の部隊が置かれましたことから、明治18年(1885)に当地に新たに社殿が造営され遷座します。
社殿は昭和5年(1930)に入り現在の姿に造営されますが、神楽殿だけは移築された当時のものだと云います。新しい拝殿や本殿に対し、神楽殿の外観に年代の違いを感じるのはそうした違いからきている。
外宮社 祭神 豊受比賣神。
伊雑社 祭神 伊佐波止美命、玉桂塵比賣命。
高宮社 祭神 伊吹戸主神。
八角形に石が積まれ、伊勢神宮遙拝所として、祭礼の儀式の場として使われているようだ。
鰹木は6本、千木は内削ぎの神明造。
拝殿横の由緒。
「祭神は天照皇大神。
配祀 八幡大神、秋葉大神、菅原道真。
飽海神戸の総社で、明応6年今川氏親の命により牧野古白がこの地に今橋城築城の際社殿を改築し城内鎮守の神と崇め、今川義元、徳川家康より30石の社領の寄進を受ける。
歴代城主、庶民から崇敬され、元社殿は当時の勅任技師角南隆氏の設計により昭和5年竣工。
例祭 2月10日・11日
神事(重要無形民俗文化財)鬼祭」
下
国登録有形文化財 安久美神戸神明社本殿始め5棟 平成22年9月登録。
社殿は新しく、少し趣に欠けるかもしれないが、長い歴史を持ち、それとともに受け継がれて来た鬼祭りや家康との所縁のある史跡など飽海の郷と共に歩んできた古社だ。
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右の社は猿田彦社、鳥居の先は稲荷社と三峯社の二社相殿。
創建や伊勢から勧請したものかなど詳細は不明。
三峯社 祭神 伊邪那岐命、伊邪那美命。
安久美神戸神明社の旧鎮座地に旧日本軍の部隊が置かれましたことから、明治18年(1885)に当地に新たに社殿が造営され遷座します。
社殿は昭和5年(1930)に入り現在の姿に造営されますが、神楽殿だけは移築された当時のものだと云います。新しい拝殿や本殿に対し、神楽殿の外観に年代の違いを感じるのはそうした違いからきている。
外宮社 祭神 豊受比賣神。
伊雑社 祭神 伊佐波止美命、玉桂塵比賣命。
高宮社 祭神 伊吹戸主神。
八角形に石が積まれ、伊勢神宮遙拝所として、祭礼の儀式の場として使われているようだ。
鰹木は6本、千木は内削ぎの神明造。
拝殿横の由緒。
「祭神は天照皇大神。
配祀 八幡大神、秋葉大神、菅原道真。
飽海神戸の総社で、明応6年今川氏親の命により牧野古白がこの地に今橋城築城の際社殿を改築し城内鎮守の神と崇め、今川義元、徳川家康より30石の社領の寄進を受ける。
歴代城主、庶民から崇敬され、元社殿は当時の勅任技師角南隆氏の設計により昭和5年竣工。
例祭 2月10日・11日
神事(重要無形民俗文化財)鬼祭」
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国登録有形文化財 安久美神戸神明社本殿始め5棟 平成22年9月登録。
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