『みや道地蔵』名古屋市昭和区塩付通

ここのところ檀渓通りから環状線までの東西を歩くようにしていますが
今回は檀渓通4の八熊通りの交差点を南に超えたひと筋目を環状線まで歩きました
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この通りは塩道街道に近い事もあり、古い趣のある建物や寺社、馬頭観音等が点在しています
今回訪れる「みやみち地蔵」もその中の一つです
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南北を貫く環状線名古屋市立大学病院北東角の交差点に小さなお堂が佇んでいます
細い通りが続く趣のある静かな街並みを見ながらここに辿り着くのですが
ここから西は、それまでの印象とはかけ離れた人通りの多い環状線となります
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静かな通りの小さな交差点、その角に「みやみち地蔵」が祀られています
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お堂には三体の地蔵が祀られており
中央の「右みやみち、左なるみみち」と記されたお地蔵様が目を引きます
方向的には正しい方向を指しているので、何処からかこちらに移されてきたものではなさそうです

塩付街道から熱田さんに詣でる「みやみち」の案内役をこの地蔵さんは担っていたのでしょう
その表情は永年の風雪により良く見てとれません
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お堂左の石標、私には文字が読み取れませんでした
日々お参りに訪れ、面倒を見てもらえる方がいるのでしょう
正月を前に手向けられたお花やお供えが添えられていました
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お堂の右側に馬頭観音なのでしょうか?、見た事のない容姿の石仏です
前掛けをめくる訳にもいかず、この石仏の素性も良く分かりません
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馬頭観音?の右には「みや道」の解説を記した石碑
これがこの「みやみち地蔵」を後世に伝える由緒書きでもあります

昔の人々は熱田詣でこの地に辿り着き、傍らのみやみち地蔵が指し示す方向に従って熱田神宮へ導かれていったのでしょう
今はその役割を終え、このお堂の中に祀られ地元の方に守られているようです

2019/1/6
みやみち地蔵

住所 / ​名古屋市昭和区塩付通7丁目1
アクセス /  市営地下鉄桜通線「桜山」下車、東方向へ徒歩5分程(名古屋市立大学病院の北東角)