名古屋市瑞穂区東栄町 『馬頭観音』

名古屋市瑞穂区東栄町
川澄地蔵から塩付街道を5分程南に歩きます
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今歩いて来た川澄地蔵方向を眺めます
環状線に近いながら、車り往来は少なく静かな街並みです
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享栄高校の南角、接骨院のある交差点に馬頭観音が祀られるお堂があります
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それはブロックで作られた四角い箱の様なお堂で、正面に赤い鉄の柵扉が付けられています
一見ごみ収集場所のにも見え、見過ごしてしまうような外観
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お堂の前の電柱と閉じられた柵扉が相まって、近くの​川澄地蔵​やみやみち地蔵​に比較すると
身近にありながら、どことなく閉ざされた印象を受けます
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それほど外光が入らない薄暗い堂内、両脇に馬頭観音と書かれた提灯が飾られ中央に一体の馬頭観音が祀られています

これまで見て来たお地蔵様は、どれも綺麗な帽子や服を着せてもらい誇らしげでしたが
こちらの観音様は扉があるからでしょうか
何も纏っていない素の姿は、何かしら寂しげにも見えます
周りを壁で覆われ薄暗い事もあり、通りすがりの方も足を止めることなく立ち去っていかれます

お地蔵様を取り巻く環境は変わってきて、それらの面倒を見る習慣も薄れていくなかで
今だに引き継がれ、残っているだけでも素晴らしい事だと思います
この地を見守り続けた馬頭観音、地域の文化財としてこれからもそこにいて欲しいものです

住所 / 名古屋市瑞穂区東栄町1丁目
アクセス / 市営地下鉄桜通線桜山下車、東へ徒歩10分程