名古屋市名東区高針2丁目 『高帝龍王龍神』

名古屋市名東区猪高町高針『高帝龍王龍神
高牟神社の南に位置し、道路の向いにある小さな神社、古谷公園の隣に当たります
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高牟神社の鳥居がある緩やかな坂道を少し登ると歩道際に「高帝龍王神」と書かれた白い幟が靡いています
高牟神社と謂れのあるものなのかと参拝に立ち寄ってみた所、写真の裏参道の入口には郵便ポストがあり、個人のお名前が記されていました
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『高帝龍王龍神』の外周を一回りすると東に古谷公園に道路を隔て隣接しています
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公園の南道路側には鳥居と幟が建ち、よく手入れされた庭の奥へと参道が続きます
こちらは個人的に祭祀された神社の様ですが、どなたでも参拝可能な様に開放されています
庭の奥に社も見てとれますが、あくまでも個人の敷地にお邪魔し参拝させて頂いている事を忘れてはいけませんね
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参道の先は左に手水舎、正面が拝所になります
狛犬意外の伽藍は整っており、個人的に祭祀された神社とは思えないものです
杉の木立から入る木洩れ陽で明るく、風の通る境内
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境内に建つ奉祭詩
碑には以下のように記されています
「当高帝龍王神様は、現在の御社の裏に樹齢三百余年、樹廻り5mの黒松の大木が生えていて、其の木が枯れて朽ち穴が出来て、其の中に龍王神様を始め子孫の蛇が住みつかれ、祭年の春には幹や枝に沢山の蛇が出て居られたので、在近郷から見物客で大賑わいになったのでございました
そこで祭主が皆様方の御賛同御協力を賜り、昭和15年4月御奉祭しました
其の後は不思議な事に、龍王神様始め子孫の蛇の御姿は見え無く成りました
以後、無病息災、商売繁昌、一切の厄除け心願成就の守護神として、皆様方が御参拝に御見えに成られる様に成って現在に至っております。 祭主」
幹回り5mとは、随分と立派な松だったようですが現在は既にありません
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拝所からの全景
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手水鉢の清水で清め、参拝させて頂きます
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やはり長い物が・・・・・
ケースに納められた金と銀の蛇の置物、彼らが祀られているのも蛇に纏わる事象からなのでしょう
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お供え物で溢れる祭壇の奥には、小さな狛犬が一対
あたたかみがある素焼きの様にも見えます
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「高帝龍王龍神」と書かれたお札、幟や社号標には確か高帝龍王神と書かれていたが・・・・・???
色々調べて見ると、​名東史跡案内​のブログの中で、こちらの御宅の方とお話しをされた記事が掲載されており、そこには「幟を作った際に龍が抜けていた」と書かれた記事に辿り着きました
どうやら、『高帝龍王龍神』が正しい社名で間違いない様です
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境内右は社名不明ですが多くの方が参拝に訪れているようです

会社の神棚すら真面に管理できず、いつしか失ってしまったことを思うと
個人でここまで管理され、近隣の方々からも受け入れられている事に驚きます
小さいけれど何か暖かいものを感じる神社です

『高帝龍王龍神
創建 / 1940年
祭神 / 高帝龍王龍神
住所 / 名古屋市名東区高針2丁目1305
アクセス / ​市営地下鉄東山線一社から南東へ30分程
高牟神社​鳥居からは東へ徒歩2分程