距離にして僅か300㍍程の距離に鎮座していますが、その道すがらで見かけるお堂を取り上げます。
一筆書きのように道筋を歩いて行けば、こうした堂の姿は他にも見かけることが出来る。
八剱神社の社頭右側にあるお堂で鳥居の前に立って右を眺めると建っています。
堂には馬頭観音、地蔵菩薩の木札が掛けられていました。
この辺りで見かける堂にはこうした木札が掛けられている。
紫の幕が掛けられた堂内は左に地蔵菩薩、右に馬頭観音菩薩の2体の像が安置されています。
どちらの像も穏やかで素朴な表情をしている、馬頭さんも穏やかな表情をしている。
お地蔵さんの台座に文政(1818~1830)の元号が見られる、200年ほど前の先人の手によるもの。
馬頭さんの台座は念仏講と刻まれているが元号は分からなかった。
こうした地蔵さんや馬頭さんがコミュニティーの中心となり、地域住民の結びつきを深めるのに一役を担っている。
信仰心の厚い地域なんだろう、御堂にはお供え物が供えられ、今も住民にとって重要な存在なのがよく分かる。
馬頭観音、地蔵菩薩堂
八剱神社社務所から西に進み、三叉路で右に曲がりすぐ先で左に折れる。
その先の三叉路角に建っていて小さな道標もある。
この一帯は道が細い生活道路で駐車余地はありません。
豊山町二回目のこの日、以前の経験から車は神明公園に駐車、そこから折り畳み自転車で巡ってきました、歩くかチャリが一番お勧めです。
釈迦講辻堂、弘法大師堂全景。
二つの堂が並び右が弘法大師堂、左が二体の像を安置した釈迦講辻堂。
左の釈迦講辻堂
堂内右にお釈迦さまと左に安政(1854~1860)または文政(1818~1831)の元号が刻まれた如意輪観音の二体が安置されていた。
弘法大師堂の大師像は口元に笑みを浮かべ優しい表情をしているが、如意輪さまの表情は冴えないようだ。
釈迦講辻堂・弘法大師堂
所在地 / 西春日井郡豊山町青山居屋敷