全国一之宮巡り 二泊三日で栃木県 part3

5/10~12
二泊三日で下野國一之宮「日光二荒山神社、宇都宮二荒山神社」を訪れた。
 最終日の三日目は鬼怒川温泉から大谷資料館、宇都宮二荒山神社を巡る。

いつものように目覚めは早い。
 朝風呂に浸かった後に一人ホテルから徒歩10分もかからない距離にある鬼怒川温泉ロープウェイの山麗駅まで散歩。

ホテル西側を南北に伸びる国道121号線を渡れば山麗駅は目の前。
 上は藤原町護国神社、山麗駅に隣接し右に鬼怒川温泉神社も鎮座する。
朝の爽やかな空気に包まれた二社を参拝。

 藤原町護国神社
創建は昭和28年。
 日清・日露・太平洋戦争により亡くなられた地元藤原町の英霊256柱をお祀りする。

鬼怒川温泉神社。
 創建は不明、万病を癒す鬼怒川温泉の効力を神格化し祀られたようだ。
祭神 / 大己貴命(おおあなむちのみこと)、少名彦命(すくなひこのみこと)
 寝ぼけ眼に朝陽を浴びた朱色と新緑が鮮やかに飛び込んでくる。
清々しい一日の始まりだ。
所在地 / 栃木県日光市鬼怒川温泉滝834

鬼怒川温泉ロープウェイ山麗駅。
 標高700㍍の丸山山頂まで約4分で送り届けてくれる。

山頂の展望台から鬼怒川温泉街が一望できるという。
 そろそろ朝食の時間も近い、ホテルに戻ろう。

昨晩もそうだったが朝食も多様な料理を提供してくれるバイキング。
 よく聞くホテルと比較すると質が高くて美味しいもので食べ過ぎ。

眺めの良い露天風呂や内湯などいい一晩を過ごさせてもらった。
 湯は弱アルカリ性単純温泉で無色透明、無味無臭、温泉としては個性がない。
お腹も満たされ8:00チェックアウト。
あさやホテル
所在地 / 栃木県日光市鬼怒川温泉滝813

ホテルから腹ごなしに滝見橋を渡り、対岸にある東武鬼怒川線鬼怒川温泉公園」駅まで歩く。

滝見橋から鬼怒川左岸の廃墟となったホテル群の眺め。
 美しい鬼怒川の流れと新緑に包まれた光景にこの眺めは対照的だ。
高度成長期のイケイケ日本時代とこれからの日本を象徴するモニュメントかもしれない。

鬼怒川温泉周辺マップ。
 過去の慣例となった感のある慰安旅行、社会人となり訪れた頃の宿泊客で賑わう鬼怒川温泉のイメージはなく、寂れた光景ばかりが印象に残る。

ホテルから滝見橋を渡り15分程で鬼怒川公園駅到着。
ここから下今市駅まで移動。​
あさやホテル🚶鬼怒川公園駅
東武鉄道鬼怒川線鬼怒川公園駅👉下今市駅

9:15下今市到着。
レトロな外観で温もりのある色合いの駅舎。
 コンクリートの味気ない質感より遥かに趣があっていいものだ。

ここから旧日光街道沿いの今市追分地蔵に寄り道してJR今市駅へ。

9:30近くともなると歩いていると暑い。
 雨天を想定して来ただけに一枚脱ぎたい陽気となった。

今市追分地蔵
 日光例幣使街道と旧日光街道の分岐に鎮座する今市追分地蔵。
街道と街道の追分にあることから追分地蔵尊と呼ばれ、地元では古くから崇められている。
 3㍍はあろうかと思われる座像の製作年代は不明で室町時代ではないかと推測されるようです。
記録には8代将軍吉宗が日光参拝時には既に祀られていたとされます。 
 ここから次の目的地「大谷資料館」に向かいます。
大谷資料館へは宇都宮方面からのアクセスがいいが、ゴールを宇都宮とするためJRに乗り換えて宇都宮市大谷町の最寄り駅鹿沼駅に向かいそこからタクシーで向かいます。

徒歩 / ​東武鉄道下今市駅🚶追分地蔵尊🚶JR日光線今市駅​​
JR日光線今市駅👉JR日光線鹿沼駅

10:15JR鹿沼駅到着。
 バスはあるものの本数が少ないので駅前からタクシーで「大谷資料館」に。

10:30「大谷資料館」到着。
 JR日光線鹿沼駅👉​タクシー大谷資料館
 
コロナで委縮していたのは過去の事、資料館には修学旅行で訪れた子供達を乗せた多くのバスが駐車し資料館は活気のある声に満ちていた。

資料館周辺は緑の山々に剥き出しの大谷石が露出し一帯が一大採掘地なのがよく分かる。
 採掘抗は地下深く延々と宇都宮市街地方向にも続くと云う。

資料館から採掘抗地下深くへ。
 坑内の温度は7℃ほど、採掘されてできた大きな地下空間が幾つも連なっている。
ライトアップされた岩の殿堂は幻想的でもある。
 こうしてできた空間は音楽イベントや撮影、結婚式などにも使われているという。

坑内の至る所に機械化されるまえに人によって採掘された鑿跡が残る。
 坑内の安定した気温は米の備蓄やワインなど寝かせるのに最適だろう、明りが無ければウドなんかも栽培できそうだ。
きな臭いこのご時世、この広い空間はシェルターとしても使えそうだ。

地下空間にはこうしたオブジェが展示、ライトアップされ地上とは別世界。
 涼しい異空間を後に地上に出るとメガネは一瞬で曇る。
所在地 / 栃木県宇都宮市大谷町909


 時間は11:50
この後はバスで宇都宮市街地に向かい、宇都宮二荒山神社と宇都宮餃子を食べに向かう。
資料館入口バス👉馬場町バス停

12:20 宇都宮みんみん本店

 神社参拝は後回しにして先に餃子で昼ご飯。
空いてるじゃんと思ったのは大きな間違い、向かいの立駐が待機スペースとなっていて、整理券をもらって呼びたしを待つ10組ほどの先客。
 この待ち時間を利用して二荒山神社と摂社下之宮の社頭を撮りに行く。
この日は生憎と二荒山神社参道で翌日から開催するFIBA3×3宇都宮オープンの設営でてんてこまい。
 どちらの社頭も資材やら人やらでごちゃごちゃ、数枚撮ってみんみんに戻る。

みんみんのメニューはいたってシンプル。
 左のヤキ(焼き餃子)と右のアゲ(揚げ餃子)にスイ(水餃子)のみで一人前各300円。
この三種を一枚ずつ頼み、忘れてはいけない冷えたビールで少し早いお疲れさんの乾杯。
 とにかくこの日は暑かった、冷たいビールがおいしい。
野菜たっぷりで肉汁を吸い込んだジューシーな宇都宮餃子を堪能し二荒山神社へ。
 所在地 / 栃木県宇都宮市馬場通り4-2-3

13:00二荒山神社
 明日からの開催に向け会場設営は急ピッチで行われていた。
社頭の社号標は「式内二荒山神社」、その先に両部鳥居の大鳥居。
 参道は封鎖され、左のビルの脇から石段に向かう。

鳥居付近の雑踏に対し石段から先の境内は人気もなく静かさに包まれていた。
 神門からから望む拝殿。
下野國一之宮二荒山神社の創建は過去幾度かの火災で記録を焼失定かではないが、社記には仁徳天皇の御代に毛野国が上下の二国に分けられ、御祭神豊城入彦命の四世孫奈良別王が下毛野国の国造に任ぜられ、この時、祖神である豊城入彦命を荒尾崎(下之宮)に祀ったのが始まりという。
 その後承和5年(838)に現在の地、臼ケ峰に遷座されたと伝えられる歴史のある神社。
この地の祖神、総氏神さまとして広く崇敬されている。

祭神 / 豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)
相殿神 / 大物主命(おおものぬしのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)
創建 / 不明
所在地 / 栃木県宇都宮市馬場通り1-1-1

これで二泊三日の下野國一之宮「日光二荒山神社、宇都宮二荒山神社」巡りはコンプリート。

   宇都宮駅から新幹線で一路東京に向かい帰路に・・・・ではなく東京駅の地下にある酒造所によって行く。
はせがわ酒店グランスタ東京店、駅から出る必要もなく美味しい酒が飲め、隣接する店舗では販売も行っている。
 出張帰りに何度か探してみたが結局見つからくて縁がないものと思っていたが、かみさんの方向感覚は絶大だ。
迷うことなく辿り着けた、おらには東京の地下の雑踏や地上の雑踏と狭い空は向いとらん、忙しないところや。

ここで飲んでおいしいと感じたのが上のどぶろく
 爽やかでヨーグルトのような風味のものでお土産に小瓶を買ってきた。
店員に「絶対横にしないでください」と念を押され大切に持ち帰ったものの小瓶では役不足だった。
 まぁいい、他にも買ってきた、おらのザックは酒で重い、買い出しツアーか?

それにしても楽しい三日間だったがそこで感じた事は確実に世の中動き出している。
 海外観光客の少ない時期にベタな観光名所に行って正解だったかもしれない。
宇都宮👉東京👉名古屋

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