胡桃島の国常立尊碑

くるみ温泉&キャンプ場から県道453号線を秋神川上流に向け徒歩4~5分程。
県道右側に注連縄で囲われた大きな石碑に気付き立ち寄ってみました。

県道453号線から氷点下の森方向の眺め。
右側に石標が建てられています。

開墾碑だろうと素通りしようとも思いましたが気になって近づいて見る事に。

逆光で黒い岩としか捉えきれなかったこの石碑、開墾碑ではないようです。

更に近づいて彫られた文字をよく見ると国常立尊と彫られ、周囲をひと回りして見ると明治9年(1876)の文字が見られました。
霊峰御嶽を背にして建てられた国常立尊の碑。
天地開闢のはじめに出現し、造化育成を司る神さまとされ、御嶽大神(国常立尊大己貴命少彦名命)の一神がここにあるのは御嶽教と無関係ではないと思います。
御嶽噴火以降北嶺からの登山ルートは良く分からないが、ここからだと濁河温泉、日和田高原、開田高原に向かう道筋になると思われますが、この碑について具体的な事は分かりませんでした。

キャンプ場から徒歩圏内に先人達がたてた碑があり、更に10分程上流側には宮之前 小鷹神社から分祀した胡桃島 小鷹神社もあります、散策の折に立ち寄って見ては。

胡桃島の国常立尊
所在地 / 岐阜県高山市朝日町胡桃島9-1
参拝日 / 2023/08/23
くるみ温泉&キャンプ場から徒歩 / 県道435号線を秋神川上流へ​徒歩5分
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