『山神社』 名古屋市南区道徳

名古屋市南区道徳通2丁目
名鉄常滑線「道徳」から一旦国道247号線に出て南へ歩きます
遥か先は緩やかに道は登りとなりその先は、山崎川になります
イメージ 1
豊田5丁目交差点を右に曲がり、昔の商店街の趣が残る通りをしばらく夕陽に向かって
歩いて行くと右に道徳「山神社」の鎮守の杜が見えて来ます、駅から徒歩15分程でしょうか
イメージ 2
神社全景
道徳通り沿いに木製の鳥居、その先に境内と新し目の拝殿
イメージ 3
夕陽が射し込む境内、右が手水舎の様です
イメージ 4
狛犬達にも夕陽が射し込むのも間もなくです、社号標は既に赤く染まり始めています
イメージ 5
イメージ 6
境内の右には複数の碑が建てられています
上段左が再建記念碑、右には山神社と過去の扁額
下段左は皇紀2600年に神社新設と記された記念碑、すぐ脇にどんぐりの木は大きく根の張り風に吹かれて実が落ちてきます
イメージ 7
上段、手水舎と社務所
下段が手水舎から道徳通りを眺めます
イメージ 8
手水鉢の龍からは絶え間なく静水が注がれ、手水は至って綺麗で気持ちがいいものです
いかつい顔していい仕事してます
イメージ 9
拝殿はコンクリート製の新しい物で扁額も綺麗なものです
イメージ 10
拝殿前から境内の保存樹を仰ぎ見る、種類は見忘れましたが見事な大木です
拝殿から本殿の眺め
イメージ 11
五本の鰹木が施された山神社本殿、左に丸い氏神の石標
イメージ 12
拝殿の左に寄り添うように鎮座する光徳稲荷社
道徳にある光徳稲荷、徳と付くと何かとても響いてきます
地名の道徳の由来が尾張徳川家の家訓「道義を以て徳を施す」から来ていると言われます
いい言葉です
イメージ 13
彩色されていたものなのか?光徳稲荷の狐たちは赤い
本殿、祭神は伏見稲荷大神
イメージ 14
光徳稲荷社の左に末社秋葉社、津島社、熱田社の社
イメージ 15
末社の左が道徳新田の祖、鷲尾善吉の頌徳碑があります
この付近周辺の道徳前新田は,1792年(寛政4)に着工,1821年(文政4)に完成しました
長きに渡る工事の結果、南区最大の新田となります、自然との鬩ぎ合いの結果、今に至っています
今は巨大なコンクリート堤防で囲まれ、田畑の後は住宅が立ち並び、鬩ぎ合いを知る事もなくなりました
イメージ 16
道徳山神社全景
イメージ 17
上は明治24年の測図の現在地、右は現在の測図、現在の海岸線と比較すると一目瞭然、海岸線が近いですね

こちらの神社の創建は良くわかりません
現在のこの地に移る前には幾度が遷座をしているようです

新田開発により生まれた新田には長三郎、喜左衛門等開発に尽力した方々の名が付けらていきます
この頃に神社の存在は見られません

境内の再建碑には1963年(昭和38)再建と記されています、当時の地図でもその頃に神社は確認できます
しかし、それ以前の地図ではここに神社は見つけられません

再建と記されているので、それまでは道徳新田の氏神として小規模な社として存在していたはずです
それが1959年(昭和34)伊勢湾台風で被災、碑に記された年に何処からか遷座し再建され現在に至っているのか?
イメージ 18
夕陽が道徳通りを黄金色に染め始めました
それ程遅くもないだろうに、日暮れが早いこの時期
東に月まで出てるし、えらく損をした気分になる季節です・・・・・帰るしかなさそうだ
2018/11/17

道徳 山神社
創建 / 不明
祭神 / 大山祇命
住所 / 名古屋市南区道徳通2丁目72 
アクセス / ​名鉄常滑線「道徳駅」から南へ徒歩約15分程