「交差点角の小さな社」名古屋市千種区大久手町

地下鉄桜通線吹上駅から環状線を北に大久手交差点を斜め右に折れ歩きます

この辺りは飯田街道の北、塩付街道の西にあたり、少し前は民家もない田園地帯
現在の丸山町の丸山神明社の鎮座する丘陵から西に下がり、高牟神社のある千種村の中間に位置します
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交差点の左手に小さな公園「どんぐり広場」が見えて来ます
味噌煮込みの美味しいお店の道路を隔てた向いとでも言いましょうか
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その交差点の角に玉垣で囲われた小さな社が鎮座します
車で走ると交差点と横断歩道に意識が向いて、見過ごしてしまう場所かもしれませんね
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社のある歩道から東(丸山神社)方向の眺め
・・・・・は大きな病院が目の前に聳え立っていて視界は遮られます
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大久手方向を眺めます、道路と道路の角っこに鎮座しています
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とても狭い敷地に窮屈そうに社が祀られ、お札が納められているようです
社には手書きですが、右から「熱田神宮、高牟神社、津島神社秋葉神社」と記してくれています

手書きとはいえ、この心遣いは訪れた者にはありがたいものです
願わくば由緒も記されているといいのですね
小さな社ですがこの大久手に住む方々で受け継がれている事が見て取れます

街中の小さな社は面倒を見てくれる方がいて、当たり前の様にそこにある
それが出来なくなった時、廃社になるかは次に引き継ぐ方がいるか否か
由緒も分からず、担い手もいない、我が町の歴史のひとつに幕を下ろすような気がします
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この社がいつ創建されたのか年代は分かりませんでした
明治頃の地図では掲載されていないので、それ以降という事になります

近隣から移転したものなのかも調べてみましたが、分かりません
由緒など書かれているといいですね

こちらの社、先程の社名に高牟神社とありました、推測ですが高牟神社の兼務により祭礼が行われているものと思われます、こちらで尋ねると何かしら分かるのかも
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それにしても広い道路、地下鉄、高速・・・・・随分と変貌してきたものです
2018/11/16

大久手町の社
創建 / 不明
祭神 / 熱田神宮、高牟神社、津島神社秋葉神社
住所 / ​名古屋市千種区大久手町5丁目
アクセス / 市営地下鉄桜通線「吹上」下車、徒歩で北(今池方向)に10分程