『五輪大明神』瀬戸市鹿乗

五輪大明神。
岩割瀬神社を後に県道15号線(愛岐道路)を多治見方向向け1~2分程進むと、右手に進む道が見えてきます。
五輪大明神へはその道を進んだ右側に鎮座しています。
今回、高蔵寺の名の由来となった高蔵寺はじめ、高倉神社や近隣の神社を訪れましたが、五輪大明神を参拝し帰路につく事にします。

上は五輪大明神の鎮座地を赤マーカーで記しました。

鎮座地は高根山の西麗に位置し西に玉野川(庄内川)を見下ろす高台に鎮座します。
ここからだと紅葉の名所高蔵寺も徒歩圏内になります。

最初に、五輪大明神について詳細を記したものに巡り合えず、建立時期や起こりなど全く分からなかった。
ただ確実なのは、地図上で五輪大明神の鳥居の印が現れるのは昭和中期から後期にかけて、岩割瀬神社の創建から後に五輪大明神が創建されているようで、社標も昭和54年(1979)に寄進されたもの。

県道から分かれた道は左右を樹々に包まれていますが、少し奥に進むと前方は開けます。
五輪大明神の鎮座地はその道沿いになります。

五輪大明神社殿全景。
東西に長い社地に切妻の拝殿、方形屋根の覆屋が主な建物になります。
周辺は草木が生い茂っていますが、直前に訪れた岩割瀬神社と比較すると明るく荒れた印象はありません、普段靴でも大丈夫。

車道に沿う様に建てられているので社標の五輪大明神の社名もこの位置にこないと分かりません。

社地には社標と一対の常夜灯が建てられ、参道の左側に小さな石塔がありますが、鳥居や狛犬などはありません。

拝殿は腰壁付きの切妻妻入りの吹き抜け拝殿で、妻壁に額も掲げられています。

拝殿額は「五輪大明神」
情報がなく「いつわ」なのか「ごりん」なのか読み方すら分かりません。

拝殿から覆屋の眺め。
鈴紐の先の覆屋には社はなく、石の御神体が祀られていました。

金の御幣と花が添えられ、日々参拝に訪れる方が見える様子です。
神社では見かけない木魚が置かれており仏教施設か、しかし手前は鈴が吊るされ、金の御幣が捧げられている。

参道左の石塔も文字が彫られておらず詳細は分かりません。

この日最後の訪問地五輪大明神、創建に至る起こりも何もわからず、すっきりしない思いで家路に向かう。

五輪大明神
創建 / 不明
祭神 / 不明
所在地 / 瀬戸市鹿乗町1507
岩割瀬神社から車移動 / ​県道15号線を約1~2分先右折
参拝日 / 2023/09/10
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