「小左衛門 春の宴2024」

GW
何処に出かけても渋滞と人波が付きまとう長い休み
家族サービスで観光地・帰省で運転疲れのドライバーにとっては、長いoffモードからonへの切り替えが上手くいかない事でしょう

我家はGW期間中どこにも出かけなかった
しかしGW期間には多様なイベントが催され、「出かけない」という選択肢はなかなか難しいものです
岐阜県瑞浪市土岐町の「中島醸造」で5月3・4・5日にかけて蔵開き【春の宴2024】が開かれており
開催中日の4日に訪れてきました

酒蔵の横に繋がる土岐橋は、今も架け替え工事中で少し下流の仮設橋へ迂回することになります
象徴的な屋根が重なる酒蔵の建物をこの角度で眺められるのも迂回のおかげかも知れない

中島醸造全景

創業は元祿15年(1702)、初代中島 小左衛門用信が年貢米を活かし酒造りを始め、300年以上の歴史を持つ酒蔵だけに建物にも趣があります
日本酒フェスで小左衛門を飲む機会があり、それ以来蔵開きに訪れるようになりました

知られる銘柄は「始祿」で、馴染みのある「小左衛門」の銘柄は2000年にリリースされたもので意外と新しい
中島醸造知名度を上げたのも「小左衛門」の貢献が大きいと思います

門をくぐると御神木の榎が聳え、庭に大きな影を落としています
以前はここがメイン会場で、テーブル・椅子が並び、屋台の出店もありました
久し振りに訪れるとかなりリニューアルされ、御神木の周囲に石のテーブルと椅子が置かれ、以前の直売所はカフェになり、新たな魅力発信に取り組んでいるようです

現在、メイン会場は蔵の内部に移され、炎天下を避けられるようになりました
前回は割烹弁当が予約できましたが、今回それはなく、出店もありません
なので酒蔵近くのスーパーで酒の肴を買い求めてから訪れました

チケットを買い求め、20種類の日本酒のリストから好みと思われる酒をチョイスする
今回は濁り酒もリストに加わっていましたが、残念ながら試飲することはできませんでした

まずは無料試飲
大吟醸三種の飲み比べ、価格もそれなりにお高い
甘味ではなく、旨味を感じるスッキリした飲み心地が好みの我家のランク付けは、価格考慮してロ・ハ・イの順でした

会場ではスーパーでも見慣れたものから、限定販売のものなど直販されており
帰りに、下の写真の限定販売品を2種類、土産用に購入しました
今回ほゞ20種類を試飲しましたが、その中で⑱「最仕込貴醸酒 黄麹生」が貴腐ワインのようで面白い日本酒でした
当然ながらとても甘いので、ぐいぐい飲むお酒ではありません

以前は椅子に座って、ゆっくりと一日を楽しむことができましたが、立ち飲みスタイルになってからは、お客さんの回転が早くなったように感じます
一通り美味しいお酒を堪能し、瑞浪橋経由であまから本店の五平餅を食べながら電車に乗る
この日は沿線の土岐市高蔵寺でイベントが開催され、特に旧中央本線の愛岐トンネルが開放されていたこともあり、瑞浪乗車の自分達は余裕で座れましたが電車は混雑していました

ほろ酔い気分に電車の揺れは心地いい、危うく降車駅を乗り過ごすところでした

今夜のお酒はこれ
次は5月19日、四日市で開催される「三重の大酒蔵市」です

中島醸造 / 岐阜県瑞浪市土岐町7181-1
訪問日 / 2024/05/04
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