『稲荷神社』 名古屋市南区豊田

名鉄常滑線「道徳」駅で下車、東の国道247号線の道徳交差点へ
イメージ 1
広い通りの向かいの歩道沿いに道徳『稲荷神社』の杜、赤い幟が通りを吹き抜ける風に靡いています
意外に人通りは少ない様です、この先には七里の渡しを経て熱田神宮に続きます
手前の地蔵は道徳稲荷神社の南にある弘法堂のお地蔵さん
イメージ 2
道徳稲荷神社境内全景、 風が良く通り、見通しのいい明るい境内です
イメージ 3
歩道を右に入り、鳥居正面から眺める境内、 左に手水舎、右が社務所になるようです
イメージ 4
稲荷神社の守りを固める狛犬の面々です・・・・・稲荷?
「ア!」、口を開けビックリ眼の表情をされてる方が阿形、背筋をビシッと伸ばし、姿勢のいい方が吽形
おっさんも駅を降り気が付いた、カメラ忘れてきた! 「ア!」・・・・・です
イメージ 5
境内左の手水舎、静水は絶え間なく注がれ清々しいものです、静水も冷たくなってきました
イメージ 6
境内右に地蔵堂、青峯山と刻まれています

この観音像、海の安全を祈願し三重県鳥羽市の​青峯山正副寺​から当地に祀られたもの
この地は新田開発から発展した街、1741年(寛保元)に道徳新田、1821年(文政4)に道徳前新田と作られ入植していきます
その当時は堤の上に祀られていたものですが、今はこちらで遥か先の海を見守っています
イメージ 8
拝殿全景、拝殿の左に赤い奉納鳥居が連なります
イメージ 7
拝殿前に狛狐、稲荷らしくなってきました
イメージ 9
瓦葺の切妻造りの素朴な拝殿、その先に一段と高く積まれた土台の上に本殿
この辺りは生命線の堤が切れれば水に浸かるのは必至、当然の事か
稲荷神社の創建年代の詳細は分かりません
新田開発で出来た土地柄です、人が集まり村が生まれ守護神として建てられたものでしょう
イメージ 10
本殿全景、 境内から見る本殿は仰ぎ見るような高低差を持っています
イメージ 11
本殿域には本殿の他に5社が祀られています、手前の二社は右から秋葉社、多度社
イメージ 12
本殿左の三社
左から神明社、熱田社、池鯉鮒社(ちりゅう)・・・・・聞き慣れませんね
知立社ではどうでしょうか?
本社は大あんまき知立市にある​知立神社​(旧称は池鯉鮒大明神)から勧請された様です
イメージ 13
稲荷神社拝殿左、稲荷社に続く赤い奉納鳥居の先には大小の狐達が祀られる社
以前は随分賑わった道徳の繁華街です、身近に商売繁盛の稲荷はつきもの
イメージ 14
境内に残されていた古い石燈籠(上段左)と開運輪投げ、複数の輪が置かれ、輪が通った本数でその日の運を占う様です(下段左)、右は鳥居左の由緒碑

稲荷神社、国道沿いの歩道から一歩入っただけですが、静寂な空間が広がります

 道徳 『稲荷神社』
創建 / 不明
祭神 / 倉稲魂命
末社 / 神明社、熱田社、池鯉鮒社、本殿、多度社、秋葉社
住所 / 名古屋市南区豊田1-20
アクセス / ​名鉄常滑線 道徳駅下車 東へR247方面に徒歩数分
ここから道徳​「山神社」​は南に徒歩10分程

弘法堂
道徳稲荷神社の直ぐ南、歩道沿いに建っています
イメージ 15
コンビニの駐車場の脇に建ち、歩道に面して複数の地蔵が堂の前に祀られています
イメージ 16
堂の右の小さな祠、右に道徳前と彫られた石標が建てられています
中には三体の地蔵が祀られています
弘法大師が祀られる堂内で古老が集まりお茶を頂き語り合う
地域のコミュニティーの役割を果たしています

住所 / 名古屋市南区豊田1-20