笠寺町大門「秋葉神社」

先日掲載した「笠寺天満宮東光院」の続きと云ってもいいかもしれません。
今回は東光院山門から目と鼻の先にある秋葉神社です。

f:id:owari-nagoya55:20210903221740j:plain笠寺観音として馴染みのある天林山笠覆寺(りゅうふくじ)、その仁王門前から南に延びる門前通り沿いに大門町の「秋葉神社」が鎮座します。
写真は北を向いて笠覆寺仁王門方向を見ています。
右手の幟が立つ一画が東光院で、手前左の石垣の上にブロック塀で囲われた一角が「秋葉神社」。
こうして眺めると、神社の存在を示すのは白い石灯篭と本殿の屋根だろうか。
瓦葺の御門は灯篭がなければ民家の玄関とも捉えられる。

f:id:owari-nagoya55:20210903221802j:plain社地は東光院の南にある四つ角の南西角にあり、門や本殿は概ね東を向いている。
さて、ではいつ頃の創建なのかとなると、これがさっぱり分からない。
諸先輩たちが秋葉神社と云われるので、この記事ではそれを尊重させて頂きます。
現地で根拠となるものを探してみましたが見つかりませんでした。
ここから少し南の天満に鎮座する七所神社。
その社地東側にも秋葉神社が鎮座するので、各町内の火伏に祀られた秋葉さんと想像するのは無理な話ではない。

f:id:owari-nagoya55:20210903221823j:plain東光院から見た社地の全景、この細い通りの先に大門の公民館がありますが、ひょっとするとこちらで詳しいことが分るやもしれない。
公民館や集会所と神社、結構セットの場所も見かける。

f:id:owari-nagoya55:20210903221841j:plain御門から本殿域を眺める、板宮作りの社には社名札はなく、玉垣の御門にもシンボルマークは見当たらない。
良く分からんが取り敢えず参拝、賽銭〃っと、あれ?見当たらない、ここは無銭参拝とさせてもらいました。

f:id:owari-nagoya55:20210903221858j:plain本殿全景。
いつ頃ここに祀られているのか、定かではないのですが、やはり気になる。

f:id:owari-nagoya55:20210903221916j:plain上の左は1891年頃、右が現在の笠寺周辺。
旧東海道秋葉神社から七所神社方向にかけて集落が点在している、明治初期頃の創建だろうか。
どちらの地図も神社は記されていないので創建時期には繋がらないけれど、笠寺大地とその周辺の変貌が分かるので載せる事にします。

南区笠寺町大門「秋葉神社
創建・祭神 /  不明
所在地 / ​名古屋市南区笠寺町大門
公共交通機関アクセス / 名鉄名古屋本線「本笠寺」駅降車徒歩10分
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